読了記【2013.01.~2013.03】

おひさしぶりのスピカです。こにゃにゃちは。
新学期が始まっていろいろ忙しい･･･ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ・・・というのは言いわけで。
まぁ、記事も貯まっているので早速イッテミマショー。

昨夜、本屋大賞が発表されましたね。
今年は百田尚樹さんの『海賊とよばれた男』が受賞されました。
☆☆(*'ω'ﾉﾉﾞ☆ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

まだ、こちらの本は読んでいないのですが、ノンフィクションってあたり、早い時期のドラマ化（映画化）されちゃうのかなぁとも思います。

そんな私の2013年最初の読了記。
年明けから個人的に好きだと思う本が多く、実りの多い期間でしたわよ。

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何者　朝井リョウ　★★★☆
（直木賞受賞作。最初は読みにくさに辟易したが、最後は本当によくまとめていて感心した。ラストまで我慢して読むべし）

タイニー・タイニー・ハッピー　飛鳥井千砂　★★★★
（ん？この作家さん好きかも。唯川恵みたい。とりあえずほかの本も読んでみよう）

はるがいったら　飛鳥井千砂　★★★☆
（ザッツ新人賞って感じ）

アシンメトリー　飛鳥井千砂　★★★★
（本当に唯川恵。セクシャルマイノリティに違和感をもたないのでこういう話は好き）

図書館戦争　有川浩　★★★☆
（なるほど。人気シリーズの理由がわかった。続編はもういいかな・・・映画で見よ♪）

リミット　五十嵐貴久　★★★
（現実感なし。グダグダ繰り返されるカウントダウンで緊張感無し。）

蟻地獄　板倉俊之　★★★★☆
（この厚さの本を久しぶりに一気読み。グロいのダメな人は無理だけど、いや～、板倉さんってすごいな。芸人さんの書く本と思ってはいけない）

泣きながら、呼んだ人　加藤元　★★★
（最近、母親をテーマにする話が多いけど、ほとんどが恨み節）

幸　香納諒一　★★★★
（長編ミステリー。長い割に苦痛なく読めた。このコンビでシリーズ化されないかなぁ）

父からの手紙　小杉健治　★★★☆
（ミステリーとしてはいまいちだけど、親子の愛情とか絆っていうところで高評価）

誰もいない　小手毬るい　★★★
（純文学的不倫）

傷だらけの果実　新堂冬樹　★★
（相変わらず内容がナイヨー）

青春の彷徨　高橋寛治　★★☆
（還暦過ぎてからの作家生活。3つの中編。そのどれも終わりが曖昧）

歓喜の仔（上）　天童荒太　★★★☆
（絶望的な環境に置かれている子供たちばかりで読んでいて痛々しい）

歓喜の仔（下）　天童荒太　★★★★☆
（とにかく上巻で気分が沈んだので早く読み終わりたかった。最後まで読んでよかった）

雪と珊瑚と　梨木香歩　★★★★
(NHK当たりでドラマ化だな）　

最後の贈り物　中村柊斗　★★
（結末見え見え。主人公がロクデナシすぎてキライ）

ふくわらい　西加奈子　★★★★
（2013年・本屋大賞ノミネート。エロかったりグロかったりするけど、引き込まれる。普通じゃない感性の登場人物たちなのに共感できる。直木賞候補だったが受賞ならず。）

崩れる　貫井徳郎　★★★☆
（短編。じわじわくる怖さ。結婚生活はここまでひどくはないが怖いものなのだ）

ふれられるよ今は、君のことを　橋本紡　★★☆
（理解不能。気分に合わない）

海の見える街　畑野智美　★★★★
（図書館で働く4人の連作。変わり者。だけど不思議な魅力）

禁断の魔術　東野圭吾　★★★★
（ガリレオ。前回のシリーズよりは随分と面白い。最後の中編よりも、短編が）

空白を満たしなさい　平野啓一郎　★★★☆
（前回読んだ恋愛ものよりも数段よかった。蘇りか・・・）
　
冥王星パーティ　平山瑞穂　★★
（文庫化に際してタイトルを変えてるけど、このタイトルに惹かれて買ったのが間違い。あらすじと内容の違いたるや・・・）

ホイッスル　藤岡陽子　★★★★
（勧善懲悪。ざまーみろと言わんばかり）

舟を編む　三浦しをん　★★★★☆
（2012年・本屋大賞。辞書を作るって内容で読まなかった私が馬鹿だった。感動だわ。）

母性　湊かなえ　★★★★
（湊さん、今までのものを打ち破っていこうと必死ですな。最近、母と娘がテーマの本が多過ぎ）

ソロモンの偽証　第Ⅱ部　決意　宮部みゆき　★★★★☆
（中だるみにてなかなか読み進めず。一旦エンジンがかかると、さすが、裁判の準備段階を書いてるだけなのに面白い）

ソロモンの偽証　第Ⅲ部　法廷　宮部みゆき　★★★★★
（ついに終わってしまった・・・。寂しい。ただただ、先が知りたい一心で一気に読む。終りの感想を言うとネタバレになりそうだけど、最後の章で「そっか・・・」と。悲しくもあり・・・）

屋上ミサイル　山下貴光　★★★☆
（このミス大賞受賞。んー、誰か別の人に似ている作風。映像化しやすそう。映画あたりで）

屋上ミサイル謎のメッセージ　山下貴光　★★★
（続編。前作「ほどの面白さはナシ）

64　横山秀夫　★★★★★
（本屋大賞第2位。この長さを一気に読ませる素晴らしさ）

横道世之介　吉田修一　★★★★★
（冒頭から好きだわって思ったけど、途中「えっ！？」ってなって、最後は泣いた。世之介さんのことを誰かと語りたい気分。）

パレード　吉田修一　★★★★
（マンションの1室で共同生活をしている5人の連作短編。ふーん、ふーん、って読んでたらあーーーーってなる。あらすじ以上を知って読んではダメ。横道と同じ作家と思えない）

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ということで、今期は34冊。

２，３月は忙しかった割に結構読んでいるのは、先が気になる面白い本が多かったから。
長編モノが多くてすっごく疲れたけれどどれも「本ってやっぱりすごいなぁ」と思わせるものばかりでした。

次回も心震わせる本に会えるよう、今夜もまたガツガツ読んでいきたいと思います。