2014年1月17日金曜日

読了記 【2013.10~2013.12】

近頃、友達と話すことといえば「自分の老化」についてがダントツ1位のスピカです。ヨボヨボ

特にみんながいうのは「スマホの文字が(小さすぎて)見えにくい」という老眼への恐怖でございます。

私はマサイ族級の視力なのでとにかく「老眼が早いよ」と脅されておりまして、快適読書生活を続けるためには目の保護が重要課題であります。

ということで、すっかり遅くなった昨年10月から12月までの読了記をば。


★1点 ☆0.5点 ★★★☆←3.5点
最高5点満点で10段階でつけてます。

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旅猫リポート 有川浩 ★★★★★
(猫好きは冒頭で、そうじゃない人も章を追うごとに必ず心掴まれる。クスリと笑ってホロっと泣ける)

リカ 五十嵐貴久 ★★★★
(浮気心のある男性諸君に読んで震えてほしい。続編「リターン」から先に読んでしまったがこちらのほうが面白い)

雨のなまえ 窪美澄 ★★★
(雨がテーマのくらーいくらーい短編集)

無垢の領域 桜木紫乃 ★★★☆
(この人は短編ものよりも長編のほうが好き。)

カタブツ 沢村凛 ★★★★
(生真面目な主人公たちの短編。ホラーっぽかったり、ミステリーっぽかったり。なんだか不思議な本)

娘の結婚 小路幸也 ★★★
(娘の結婚にまつわるあれこれ。ちょっとミステリーの要素も含んでいて読みやすく、最後は感動するようにできてる。東京バンドワゴン著者。)

君に舞い降りる白 関口尚 ★★★★
(盛岡を舞台にした美しい青春小説。登場人物はそれぞれに悲しい過去を背負い間に進もうとする清々しさ。若い時に読めばもっと評価が高かったろう)

襲名犯 竹吉優輔 ★★★☆
(江戸川乱歩賞。最後の方の場面がぶつ切り感満載)

ぼくのメジャースプーン 辻村深月 ★★★★☆
(罪とは?罰とは?小4の男の子が出した答えにハラハラさせられて、驚く程良い本だった)

教場 長岡弘樹 ★★★☆
(図書館での異常な待ち人数に嫌気がさして買ってみた。帯は煽り過ぎだと思うけどハードボイルドに偏りがちな警察ミステリーと違い読みやすい。いずれドラマ化されるな)

七色の毒 中山七里 ★★★☆
(短編の出来にムラがある)

 乃南アサ ★★★☆
(心温まるミステリー。兄弟愛で事件を解決。続編も読む予定)

ハルさん 藤野恵美 ★★★
(結婚式当日、男手一つで育てた娘の成長を思い出す連作短編。亡くなった奥さんの声に協力してもらい育てていく様子は良かったけれど、どうして娘が結婚相手を式当日まで紹介しなかったのかよくわからない)

まほろ駅前狂騒曲 三浦しをん ★★★★★
(コンビそれぞれの再生を1年かけてゆっくりと描いた秀作。ラストは次への布石か、それともこれで終わりなのか、見る人によって感じ方は違う)

鏡の花 道尾秀介 ★★★
(短編だけど登場人物の名前が同じで家族構成も似ているのでどの話が本当なのかわからなくなる。誰かが死んでいて残された人達はその事実を受け入れようとしている話)

高校入試 湊かなえ ★★☆
(ドラマも1話で見るのやめたんだけど、結末がドラマと違うってことで購入。ブツ切れの構成の読みにくさと中途半端な伏線にうんざり)

その青の、その先の、 椰月美智子 ★★★★
(普通の高校生の普通の話かと思ったら、途中でガラリと変わる。そこからがすごくいい)

はなうた日和 山本幸久 ★★★
(普通すぎて印象に残らず)

ランチのあっこちゃん 柚木麻子 ★★★★
(4つの短編。表題を含む最初の2編と最後が良かったので3つ目だけはいらない)

パーク・ライフ 吉田修一 ★★★
(中編2つ。芥川賞をとったものよりも、もう一編の方が好きだった)

愛に乱暴 吉田修一 ★★★★
(最新作。新たな吉田修一。ミスリードしていたことに気づいたあたりから一気読み)

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ということで、今期は21冊でした。ちょっとゆったり読んでいったので少なめかな。

そうは言っても2013年、1年間で117冊の小説を読破しました。

携帯ゲームにハマってる割には小さな時間を見つけてチョコチョコと読んでたなぁと思います。

読書好きなお仲間さんに教えてもらて読んだものもたくさんあるし、2014年も運命の一冊を見つけられるように楽しく読書に励みたいです♪

8 件のコメント:

  1. ジャンルも作者も幅広くて羨ましいー。
    まほろが★5つでよかったー!これから読もうと思っているので♪
    私も殺人のおきる本ばっかり読んでないで、何がぐっと心をつかまれる本を読まねばなぁー。
    また今年も読了記楽しみにしてまっす!

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    1. >tsukikoさん

      まほろシリーズ総決算ってことで★5つにしてみましたー。
      結構分厚いので読み始めるまでグズグズしちゃいましたが、読み始めると止まりませんね。

      >殺人のおきる本
      わはは。
      でも、ミステリーの方が先が気になって一気に読めちゃうんですよね。

      私もtsukikoさんの書評を楽しみにしていますよ♪

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  2. 待っておりました!
    また参考にさせてもらって図書館に予約しなくては(^^)
    1年間に117冊とはスゴイです。
    私も今年はもう少し読書時間を増やしたいな~と思います。

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    1. >りょうママさん

      3日に1冊以上読んでる計算なんですが、自分ではそんなにたくさん読んでる自覚はないんですよ。
      図書館で借りた本だと返却期限があるので強制的に読んでることもあります(汗)
      りょうママさんのお気に入りを見つかりますように☆彡

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  3. いつも参考にさせてもらっております!
    最近は警察ものばかり読んでるので、違うジャンルも読まないと。。。
    これでまた本屋さんめぐりできます^^
    これからもよろしくお願いします~☆

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    1. >ゆかぞうさん

      警察ものといえば「隠蔽捜査」、今ドラマ化されてますね~。
      私は昨年これを読もうと思ったのですが、挫折しているうちにドラマが始まっちゃいました_| ̄|○
      基本的に刑事もののようなハードボイルド系は苦手なんですよー。
      海外ものと同様、登場人物が多いと覚えられず挫折傾向にあります。
      そんな私にもおすすめがありましたら教えてくださいね~。

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  4. こんにちは♪去年は44冊でした。
    何者、県庁おもてなし課、ホテルローヤルは読みました。
    夏の庭は3年ぐらい前に読みました。
    スピカさんの読まれてるので気になった、船を編む、海の見える街を読んでみたいです。
    タイニー・タイニー・ハッピーってタイトルがかわいいので読んでみたいと気になっています。

    ソロモンの偽証は結局2週間では読めず返してしまったので、花粉症の季節が終わった5月ごろから
    ガシガシ読んでいきたいです。
    あまりの分厚さにびっくり!!正直お近くだったら貸していただきたいです。

    今年もかわいい、かっこいいSB材料をみて「あーだ、こーだ」言いたいので
    ブログ楽しみにしています☆
    今年もよろしくお願いします。

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    1. >hakoさん

      44冊とはhakoさんも読書家ですね~(`・д・ノノ゙☆パチパチ
      hakoさんは静かな雰囲気の話が好きなのかしら?
      タイニー・タイニーは人物相関図が欲しいなぁと思わせる人間関係ですが、自分のそばでありそうな話だし女性にはぴったりの小説だと思いますよ。

      ソロモン!確かにあれを2週間で読むのはきついですねー。だけど購入すると本棚で幅をきかせているので結構邪魔・・・(汗)
      ほんと、お近くなら無期限でお貸しするのに・・・・。

      今年もお互いガシガシ読みましょう!!
      どうぞよろしくお願いします♪

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