読書家スクラッパーの皆さま、んちゃ。
先日のSB用品大処分会の売り上げで買ったピアスが片方なくなりました。
人生って無情ですわね、スピカです。
「年間100冊読破」を目標にコツコツと読んできましたが、どうやらギリギリ100冊を超えたようです。
1年間で100冊ってことは3、4日に1冊ぐらいのペースで読まないといけないのだけど、読みムラがあるのでそんな計画通りにはなりません。
時々、このブログを読んでいる方から
「忙しいのに本を読む時間がよくありますね」なんて言われるのだけど、いまだに一人で寝ないりんごさんの寝かしつけ(これって何年生までやらなきゃいけないのかなぁ)の時間に「早く寝ろよヾ(`ε´)ノムキーッ」とならないようにひたすら読んでます。
まっ、実のところiPhoneでゲームさえしなければ、あと50冊は読めてたかも。ウヘヘ
この時期から読了本の管理なんかも全てiPhoneでしているのだけど、携帯で文章を打つのがどうにも性に合わず、12月に読んだものはすべて感想を書いていなかったので思い出すのに一苦労。
そんな、私のレビューをどうぞ。
***********************************************************************
ぼくらは夜にしか会わなかった 市川拓司 ★★★☆
(小説全編に渡って、心の繊細な人たちの夜の世界って感じ。)
春から夏、やがて冬 歌野晶午 ★★★★
(この人のミステリーは最後の最後で何かある)
金平糖の降るところ 江國香織 ★★★☆
(ウ~ン・・・双子のどちらにも共感できない。で、二人は誰が好きなの?って言うのが最後まで続く)
虹色天気雨 大島真寿美 ★★★★
(芥川賞でもとれそうな本。大きな事件や盛り上がるものはないのだけど、女の友情ってこんな感じだなと共感できる文体。)
デザイナーベイビー 岡井崇 ★★★☆
(海堂 尊といい、私は医療ものを読むのが苦手だ。話としては面白いが、全く頭に入っていかない。ノーフォールト(ギネ)同様、ドラマ化されるまで待つべきだった。)
家日和 奥田英朗 ★★★☆
(どの家にも何かしらの問題がある・・・・夫婦や家族の悩みって星の数ほどあるよね)
マザーズ 金原ひとみ ★★★
(子供を産むことで精神的に壊れていく3人の女性。題材は興味をそそるが、いかんせん、金原ひとみは文章がうまくない。よみにくい。「蛇にピアス」から成長していない文体に辟易。)
すべて真夜中の恋人たち 川上未映子 ★★★☆
(著者初の恋愛もの。何かで恋に落ちるところを丁寧に丁寧に書いたと言っていたけど、私はあのテンションで恋しない)
ふがいない僕は空を見た 窪美澄 ★★★★☆
(「女による女のためのR-18文学賞」受賞作。どこの書評でも絶賛されていたので読んでみた。連作短編。大賞を受賞した1話目は確かにエロいが、それを布石として2話目から一気にいろんな問題を軸にして話が進んでいくのが素晴らしい。タイトル含め、すべてが清々しい。)
ファミリーポートレイト 桜庭一樹 ★★★★
(ちょっとずつ、ちょっとずつ謎が残る小説。最後まで解き明かされないもどかしさ。前半の親子で逃げるくだりが好きだった。)
きょうのできごと 柴崎友香 ★★★★
(ある1日を様々な人が切り取っていく、何気ない日常。誰にでもあるなんてことない1日を上手い人が文章にするとこうなる。)
迷宮 清水義範 ★★★☆
(最後の方、全部いらん)
砂の上のあなた 白石一文 ★★★★
(直木賞受賞後の第1作。白石一文なのにうじうじと考える男が出てこない。読み進めると登場人物がどんどん増えていくのだけど、最後は繋がっている。)
スノーホワイト 谷村志穂 ★★★
(胸キュンが欲しいアラフォー必読。20代の大学生との年の差恋愛)
水底フェスタ 辻村深月 ★★★
(「一生に一度の恋」とか書いてるが、期待はずれ。)
マンゴスチンの恋人 遠野りり子 ★★★★
(「小学館文庫小説賞受賞」ちなみに前回受賞作が神様のカルテ。セクシャルマイノリティの短編。悩める高校生が読むべきだ。)
消失グラデーション 長沢樹 ★★★★
(第31回横溝正史ミステリ大賞受賞。このミスランクイン。序盤の「あれ?」ってところが最後は「あ~、なるほど」となる。映像化できないミステリー)
ルームシェア 私立探偵・桐山真紀子 二階堂 黎人 / 千澤のり子 ★★★
(ありがちな展開とありがちな結末。さらさらあらすじだけ読んでいくような本。)
明日の空 貫井徳郎 ★★★☆
(貫井徳郎らしくない。小難しくも重くもないミステリー。)
地の果てから(上)(下) 乃南アサ ★★★☆
(北海道の開拓時代。一人の女性の一代ものは大好きだが、東北訛りにが理解できず読むのに苦労する。とにかく長い。)
月の上の観覧車 萩原浩 ★★★☆
(「あの時こうしていれば・・・」と考えながら生きていく人たちの8つの短編。アラフォーに沁みる。)
東京ロンダリング 原田ひ香 ★★★☆
(もっとロンダリングがメインの話を読みたかった)
マスカレードホテル 東野圭吾 ★★★★
(ホテルマンによるクレーマー対処法のような内容。きっとシリーズ化しちゃうんだろうなぁ。)
ファミリー・レストラン 東山彰良 ★★
(ダメ、全然受け付けない。文体も、話も。)
殺人鬼フジコの衝動 真梨幸子 ★★★☆
(本屋のポップや新聞の書評で期待。後味最悪と言うが別に悪くない。サラッと読みやすく、エンターテイメント性のある話。)
光 三浦しをん ★★★
(東野圭吾のある作品と酷似。)
花の鎖 湊かなえ ★★★
(すっごく分かりにくいのは、暗に時間軸をずらしたいというトリックなのだろうけど、とにかく理解するのが大変。そのくせ、中盤ぐらいでぜんぶ分かってしまう安易さ。)
二人静 盛田隆二 ★★★☆
(なっがい、なっがい。DVや介護や場面緘黙症・・・ともすれば暗くなりがちな話を主人公の二人がそっと寄り添いながら徐々に距離を縮めていく過程を丁寧に描いている。)
しずかな日々 椰月美智子 ★★★★★
(いや~、読書家スクラッパーさんの勧めとあって読んだけど、やられた。すごくすごくよかった。)
あれから 矢口敦子 ★★★
(あらすじ見てすごく期待したのにペッラペラ。)
ハードラック 薬丸岳 ★★★★
(この人のミステリーは好き。)
少女病 吉川トリコ ★★★★
(大人になりきれない家族が少しずつ成長していく話。登場人物全員が少女のまま。私もそうだなぁ~。)
最後の恋 プレミア 阿川佐和子ほか ★★★
(好きな作家さんの短編だけ読むべきだった)
******************************************************************************
ということで、
昨年読んだ本は全部で120冊!
前のブログや過去ログで自分が読んだ本を探すのが面倒なので、2011年に読了した本は1ページにまとめてみました。
スマホ版でこのブログを見ている方にはわからないのだけど、パソコン版で見ている方はTOPバナーの下に「BOOK 2011」のタブが付いています。
皆さんの読書の参考になれば幸いですが、私の感想はあまりあてにならないかも。(本のおもしろさは人それぞれ!)
今年は何冊読めるかな?
皆さんのお勧めの一冊も是非教えてくださいね。
では、読了本記は次回4月にお会いしましょう。サヨナラ、サヨナラ。