BOOK 2016

午後二時の証言者たち 天野節子 7点
(ちょっと強引な結末だけど、話の展開は面白くて一気に読めた)

ストーリー・セラー 有川浩 3点 
(こういう展開って苦手。泣く人続出って誰なん?)

名前も呼べない 伊藤朱里 6点
(面倒くさい女の話が2つ。ちょっとしたミスリードというかトリックがあって、こういうの嫌いじゃないんだな)

ママがやった 井上荒野 7点
(殺人があったのに動機とか全く語られない。家族や当事者の反省が綴られてるいくだけなのにしっくりきてしまう)

沈黙の町で 奥田英朗 8点
(新聞連載時は特に面白いと思わなかったけど、一気に読むとすごくよかった。中学生の何とも言えないあの感じ・・・)

九死一生 小手鞠るい 6点 
(猫好きは読むべし)

ダークルーム 近藤史恵 8点
(短編ミステリー。一つ一つがとてもよかった。最後の話は特に好き)

無花果とムーン 桜庭一樹 4点 
(自分にとって近い人を亡くした喪失感がテーマ。ものすごく評価の高い作品なんだけど、私の気持ちには刺さらなかった)

十字架 重松清 10点
(いじめの被害者・加害者だけでなく、見ていただけの人も読むべき本)

いつかの人質 芹沢央 5点
(冒頭があまりにも面白かったので期待したけど、登場人物の誰にも共感できずに終わっちゃった。チーン)

悪いものが、来ませんように 芹沢央 6点
(この人の本を2冊連続で読んだので文章の構成が一緒だなぁと思った。こっちのほうがひねりがあったけど)

今だけのあの子 芹沢央 7点
(日常のちょっとしたミステリー。時系列が違うけど、少しずつ関連のある連作物。真相が分かっても嫌な気持ちにならないところがいい)

赤毛のアンナ 真保裕一 8点
(ミステリー。謎解きではないけど、最後までどう終わるのか気になってハラハラする)

悲しみの底で猫が教えてくれた大切なこと 瀧森古都 4点
(まぁ、こんなもんでしょ。で、どこで泣けばいいの?)


邪心 警視庁犯罪被害者支援課2 堂場瞬一 7点
(1冊目よりも断然面白かった。人間関係にも含みを持たせて終わるのは続編狙いかな)

感情8号線 畑野智美 7点
(短編の登場人物がちょっとずつ重なる感じの話って好き)

95 早見和真 6点
(この時代に東京にいた人ならもっと面白いと思うんだろうな) 

あの人が同窓会に来ない理由 はらだみずき 6点
(同窓会にこない人たちの理由を探るちょっとしたミステリータッチの話。でも、同窓会にそこまでする?って思っちゃう)

人魚の眠る家 東野圭吾 6点 
(世界における日本の「脳死」と言われる基準やその家族の心情をこまか~く書いてる)

白目の鴉 福澤徹三 9点 
(痴漢冤罪がテーマ。サブキャラまで魅力的だし、最後まで面白さを引っ張ってくれてよかった)

6月31日の同窓会 真梨幸子 5点
(嫌ミス。登場人物が多すぎて大変)

ユートピア 湊かなえ 7点 
(初期の頃の湊かなえが戻ってきたような人間のドロッとした部分が目に付くストーリー)

アゲイン 村山仁志 5点
(コバルト文庫的な。5点なのに不覚にも最後でグッときたよ。でも5点)

きらきら眼鏡 森沢明夫 5点
(彼の過去作品の主人公たちがサブキャラ出ててくるので、彼の作品を読んだことがある人は面白い)

悪党 薬丸岳 8点 
(初期の薬丸作品。連作短編なので薬丸岳が初めての人にはいいかも)

Aではない君と 薬丸岳 10点 
(いや~、すごいなぁ。親という存在の人みんなに読んで欲しい)

フリン 椰月美智子 5点
(不倫ものの連作短編。同じマンションの人が揃いも揃ってこれだけ不倫するなぁと感心しちゃう)

蟻の菜園 柚月裕子 7点 
(婚活殺人というと現実の事件を想像するけど、この小説は全く違うし面白い)

再会 横関大 7点
(読みやすいミステリー。どこかで一度読んだことあるけどラストが思い出せないので読み直す。ドラマ化されたのかなぁと思って調べたら、すごいキャストでされてたわ。しかもドラマも見てたわ。)

偽りのシスター 横関大 6点
(娯楽ミステリーだな。ミステリー入門的な軽いタッチ)

グッバイ・ヒーロー 横関大 7点
(全2章の娯楽小説。爽快でワクワクする感じがいいね)

チェインギャングは忘れない 横関大 8点
(非常に痛快。最後まであっと言わせて面白かった)

女たちは二度遊ぶ 吉田修一 4点
(短編でクズ男と意味不明な女の話が続く)

さよなら妖精 米澤穂信 3点 
(人気のある本なんだけど、私には無理だった)

劇薬 渡辺容子 5点
(連続ドラマになりそうなミステリー。仲間由紀恵と綾野剛あたりでおねがいします)

ウォーク・イン・クローゼット 綿矢りさ 4点
(中編2つの不思議な話)

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