2013年、【余裕をもって日々過ごす】が目標だったにも関わらず1月半ばにして無理だと悟りました。
ヌーン(´・_・`)ヌーン
またたく間に過ぎていった2012年。
10月から12月は怒涛の忙しさで読書タイムも少なめな上に感想をメモしていないことが多くて反省。
とにもかくにも1年を締めくくる読了記でございます。
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プールサイドの彼方 朝比奈あすか ★★★
(すべての登場人物に共感できず。後半の感じはよかったので最初から嫌な奴は出さなきゃいいのに)
彷徨い人 天野節子 ★★★★
(結末まで想像以上にドキドキした。登場人物を減らしてひとりひとりをもうちょっと掘り下げてくれないと最後まで誰一人気持ちを理解できずに終わってしまうのよね)
彼女は存在しない 浦賀和宏 ★★★
(タイトルと二重人格でオチのわかりそうなもの。後半のグロい表記がきつかった)
犬とハモニカ 江國香織 ★★★
(
「川端康成文学賞」受賞の表題作以外イマイチ)
ゼラニウムの庭 大島真寿美 ★★★
(う~ん・・・ホラーとかオカルトとかどのジャンルに入るんだろう。人よりも成長速度が遅い故に世間から隠されて育てられた登場人物に因われ続ける身内。みんな精神的に病んでいるが当の本人はまとも)
福袋 角田光代 ★★★☆
(別れの悲しさの先にあるものがテーマになるのかな。ちょっと邪悪で角田さんっぽい)
夫の彼女 垣谷美雨 ★★★☆
(夫の愛人と身体が入れ替わるという王道ファンタジー。読みやすい)
七緒のために 島本理生 ★★★☆
(中編小説。中学時代の友達、共存しあうのも難しい。こんな中学時代を送らずにすんでよかった。)
どこかに神様がいると思っていた 新野哲也 ★★
(イマイチ。書評あてにならず)
満月ケチャップライス 朱川湊人 ★★★☆
(最初から終わりの気配を感じる話。時代背景は無理やりくっつけた感もあるけどノスタルジック)
罪の余白 芦沢央 ★★★☆
(野性時代フロンティア文学賞受賞作。心理戦。)
脱獄者は白い夢を見る 壇上志保 ★★★
(なんかもっと、踏み込んだ内容にして欲しかったなぁ)
秘密は日記に隠すもの 永井するみ ★★★☆
(恐ろしい日記。人のモノを盗み見るよう。ペラペラですぐ読めちゃった)
きみはいい子 中脇初枝 ★★★★
(連作短編。虐待についての話は胸が苦しくなる。どれもよかった)
微笑む人 貫井得郎 ★★★★
(悪くないんだけどいつもの貫井作品よりも短いせいか物足りないし事件も途中で終わった感じ。まぁ、この話はオチをつけれらないんだろうな)
別れの時まで 蓮見圭一 ★★★☆
(前半のありがちな恋愛小説から後半は一気に重苦しい題材へ)
旅屋おかえり 原田マハ ★★★★
(元気になる。読みやすく、NHKあたりでドラマ化されそうなストーリー)
殺人者 深谷忠記 ★★★
(虐待された子の負の連鎖がテーマ。)
主よ、永遠の休息を 誉田哲也 ★★★★
(ミステリーって、結局、悲しいんだなって思う
白ゆき姫殺人事件 湊かなえ ★★
(実験的、革新的な小説にしたかったのかもしれないけど、ただただ読みにくいことこの上なし。)
ソロモンの偽証(第1部) 宮部みゆき ★★★★
(ひとつの事件がたくさんの人を巻き込んでいく。素晴らしい描写で登場人物[とりわけ中学生]の心情が丁寧に伝わる。だけど長すぎ。)
逃走 薬丸岳 ★★★★
(レビューは悪いけど、ストーリーは面白いと思う。皆彼に期待しすぎ。ただセリフが単調でドラマの原作みたい)
かっこうの親もずの子ども 椰月美智子 ★★★
(子供をもつ親の苦労を1冊に詰め込みすぎ。本題と違うところをいったりきたり。)
嘆きの美女 柚月麻子 ★★★★☆
(元気になった。読んで爽快)
7月24日通り 吉田修一 ★★★★
(雨の中静かに読みたい本。ジワジワと好きになる話。男のくせにほんと上手)
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なんとも寂しい
25冊。
全体的にマイナーな作者の新刊小説が多めでした。
私はすごく面白かったり考えさせられたりする本を読むとその後2,3日はそれについて考えてしまうのが小説を読む醍醐味だと思っているのだけど、今期はそういう本にあまり出会えず・・・。
なので、次へ次へとたくさんの本を読むことができなかったのかも。
この時期、父が入院・手術なんてこともあって私が落ち込んでたりしていたせいか元気になる本を求めておりましたのよ。
なんて、そんなこと言いつつ、
2012年 1年間で読んだ小説は全部で143冊!!
我ながらなんて時間の使い方をしているんだと思うような生活に占める読書の割合。
2013年、またまた心が震えるような小説と出会えることを期待しつつ、心新たに読み耽りたいと思います。
2011・2012年のまとめはバナー下のページでご覧ください。