2013年7月12日金曜日

読了記 【2013.04.~2013.06】

明日から3連休ーーーーーーー!ってことで、この暑い中でも家族揃えば洗濯・掃除・食事の準備・・・と、コキ使われるだろうと・・・その前のリフレッシュに今日は友だちと優雅なランチを楽しんでまいりました。

ビストロダイニング 和菜
せっかくの連休なので遠出したいのも山々でしたが、訳あってかば夫の実家に帰省であります。(-ω-)チーン

その前に気になっていた読了記録をば。



先日、第149回 直木賞・芥川賞のノミネート作品が発表されました。

<芥川賞>

いとうせいこう 「想像ラジオ」

戌井昭人 「すっぽん心中」

鶴川健吉 「すなまわり」

藤野可織 「爪と目」

山下澄人  「砂漠ダンス」


 <直木賞>

伊東潤 「巨鯨の海」

恩田陸 「夜の底は柔らかな幻」

桜木紫乃 「ホテルローヤル」

原田マハ 「ジヴェルニーの食卓」

湊かなえ  「望郷」

宮内悠介 「ヨハネスブルグの天使たち」

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「想像ラジオ」と「望郷」はすでに読了済み。
「夜の底は柔らかな幻」は現在手元にあって、近日中に読み始めるつもり(上下巻で長いの!)
「ホテルローヤル」は図書館で予約中。

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この中で受賞するのはどれでしょうね~。
17日に選考とのこと。注目しております。

さてさて、4・5月と順調だった読書タイムが6月に入ると突如激減。
いつも寝室で眠りにつく直前まで読んでいるのですが(たまに本を持ったまま寝ている)、娘の目を治療中ってことで「あんまり明るくするのも悪いのかなー」と心配になり、このところリビングで読んでいるのであります。
リビングはパソコンやテレビなんていう誘惑が多いんでねー。(それが読書タイム減少の理由かと。)

ともあれ、パパパッといってみましょー。

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ふたたびの加奈子 新津きよみ ★★★★☆
(悲しいねー。ホラーとかオカルトという分類をして欲しくないなぁと思う。映画はどうなんだろう。)

県庁おもてなし課 有川浩 ★★★★
(主役二人より、脇役の動向が気になる。スピンオフが欲しいくらい。映画のキャストの影響か)

コンビニ・ララバイ 池永陽 ★★☆
( 「重松清と浅田次郎を足したような小説」とはよく言った人がいるものだ。涙を流すほどの感動はないけど、そんなに軽い話でもない)

残り全部バケーション 伊坂幸太郎 ★★★★
(連作短編。最初と最後、好きだなぁ。グイグイと最後まで読ませる素晴らしさ。さすがだ。)

マタニティ・グレイ 石田衣良 ★★★
(妊婦の十月十日。ただそれだけ)

想像ラジオ いとうせいこう ★★★☆
(震災の話を読むのは辛いけど、こういう世界が存在しているとしたらそれが心の助けになるのかも)

死体は悲しい愛を語る 上野正彦 ★★☆
(小説じゃなく、他殺の難しさを検証してる)

犯罪者クリミナル(上) 太田愛 ★★★★
(「TRICK2」「相棒」などの脚本家、小説デビュー作。まさにドラマや映画になりそうな話。)

犯罪者クリミナル(下) 太田愛 ★★★★
(下巻はちょっと展開がもたつく部分があるけれど、ま、こんなもんでしょというしっかりとした終わり方)

ニュータウンは黄昏て 垣谷美雨 ★★★☆
(ローンを組んでマンションを買った身には堪える話。どんな生き方、住まい方が正しいのか・・・)

ピンクとグレー 加藤シゲアキ ★★★
(アイドルという肩書きがなければ取り立てて読みたいと思う内容ではない。文章自体は読みやすく、退屈しないけれど。業界じゃない創造性でどこまで書けるか見てみたい)

世界から猫が消えたなら 川村元気 ★★☆
(本屋大賞ノミネート作なのに、なんだろう?中途半端でダメだった)

ハピネス 桐野夏生 ★★★★
(ママ友同士のヒエラルキーが主立ってると思ったが、一人の女性の自立物語として面白かった。そして、この登場人物たちと無関係でよかった)

アニバーサリー 窪美澄 ★★★★
(震災後の子供の未来に不安を感じる人への小さな光)

週末カミング 柴崎友香 ★★★ 
(取り立てて、可もなく不可も無く・・・)

花が咲く頃いた君と 豊島ミホ ★★★★
(4つの短編。途中で見るのをやめようかと思ったが、最後、評判通り驚くほどよかった。単純な文体に無限の広がり)

さくら 西加奈子 ★★★★
(西加奈子らしい、力強い文章。少し読みにくいけど途中からじわじわと良さがきた)

殺人初心者 秦建日子 ★★★☆
(文庫書き下ろし。シリーズものにしてゆくゆくはテレビ化っていう魂胆が見えるような)

夢幻花 東野圭吾 ★★★★☆
(これぞミステリー。10年前の話を大幅に現代の世相に書き換えているのに違和感がない。読みやすく、先も気になり読むのがとまらない)

永遠の0 百田尚樹 ★★★☆
(戦争ものは苦手なのでやっぱりゼロ戦の戦いの描写部分になると読むのが苦痛。そしてやっぱり
涙が一粒も出ない。でも、まぁ、よかった)

幻想郵便局 堀川アサコ ★★☆
(ファンタジーなんだけどブラックで思ってた感動の涙的なものとは違った)

ドンナビアンカ 誉田哲也 ★★★★
(シリーズ第2弾。主人公は刑事ではなく村瀬だな)

永遠の出口 森絵都 ★★★★★
(なんだろう、ちょっとだけやさぐれてる主人公がたまらなく好きだ。娘が思春期になったら読ませたい)

望郷 湊かなえ ★★★★☆
(すごくよかった。連作短編の中で島ののどかな描写と湊さんらしい毒)

天翔る 村山由佳 ★★★★
(このところご無沙汰だった村山さんのこの手の話。エンデュランスの世界をみてみたくなる)

明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち 山田詠美 ★★★★
(山田詠美らしく、一人の小さな死と全員が向かい合ってる感じ)

手のひらの砂漠 唯川恵 ★★★★
(先が気になり一気読み。DVの怖さがジリジリ)

真相 横山秀夫 ★★★☆
(罪を犯したり事件に合った人のその後の話。誰も彼も幸せになれない)

憤死 綿谷りさ ★★☆
(嘘でしょ!単行本なのにたった1時間で読み終えたわ。じわじわくる気味の悪い話)

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ということで、今期は29冊!(中途半端)

東日本大震災から2年が過ぎて、小説にもちらほらと登場するようになりましたね。

今回では「想像ラジオ/いとうせいこう」と「アニバーサリー/窪美澄」の2冊。
どちらも震災後の被災した状況などではなく、その後の気持ちのあり方や希望について書かれているので読んでいて苦痛にはなりません。

ところで、7月に入ってからさらに読書量は激減であります。
いまのところ2冊しか読んでおりません。
次回は10冊ぐらいになっちゃうかも。
まぁ、それも致し方ない。
次回もお付き合いくださいませ。

:::今日のLucky&Thanks:::

●デパートのポイントが貯まってたので靴が安く買えた!

●可愛いネックレス見つけた~♥

2 件のコメント:

  1. 待っていました!スピカさんの読了記(^^)
    ただ今前回読了記で紹介してくれていた香納諒一の本を
    読んでいます!
    東野圭吾の「夢幻花」も読みたいのですが、図書館で160人待ち。もう少ししたら読もうかなと思ってます。

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    1. >りょうママさん

      楽しみにしていただいてありがとうございますm(__)m

      「幸」読まれてるんですね。
      手にとると、結構厚くてくじけそうになりませんでしたか?(笑)

      「夢幻花」私は図書館で待つのが嫌で買っちゃったんですよー。
      そこから読みたい人に回してます。
      お近くなら2人待ちぐらいですぐにお貸しできるのにー。

      今、私が一番長く待っているは「ランチのアッコちゃん」です。
      130人待ちですが、その半分ぐらいの順番なのです。

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